2008年02月10日
蔵 [甲子園]
大阪2日目は西宮まで向かい、さる企業の会長の談話をとる。御年76歳。
3年ほど前にも、別件でお話しを頂いたことがあり、その当時は社長であった。
現在は、長男に社長業を譲り、次男は関連会社の専務をされている。
芦屋の自宅では長男家族と同居。次男も敷地内の離れに住んでいるとのこと。
きっと、プールとかパターゴルフもあるんだろな。華麗なる一族みたいにさ。

3年ほど前にも、別件でお話しを頂いたことがあり、その当時は社長であった。
現在は、長男に社長業を譲り、次男は関連会社の専務をされている。
芦屋の自宅では長男家族と同居。次男も敷地内の離れに住んでいるとのこと。
きっと、プールとかパターゴルフもあるんだろな。華麗なる一族みたいにさ。

取材が終わると会長より、「遠くからいらしてもらったし、前回の原稿もよくできていたんで」と、
昼メシをごちそうになる。とある業界の、関西では重きをなすこの御仁。
関東から来たわたくしめなどには、まったく上方なまりのない標準語を話される。
実は、品川で生まれ育ち、長じて大宮へ。浦和高校から東大を卒業。
縁あって、西宮の企業を継がれた。初めてお会いしたときから、関西のあきんど特有の
(それはその文化で好きなのだが)ヤニっこさがない人だな~と思っていた。
神戸の人だからかな? と思っていたのだが、経歴を聞くにおよんで納得した。
長唄・端唄に小唄から、江戸歌舞伎、上方の落語・漫才まで芸事に造詣の深いお方でもある。
「いまどきの経営者は、ゴルフかカラオケかキャバクラか。遊びも寂しいおすな」
新地あたりで芸妓を呼ぶと、右に出るものがないとも聞く。
「京・大坂・神戸。いまとなってはもう50年。人情も食べものも、過ごしやすいところです」
納得である。
「それでも、蕎麦と鰻。こればかりは、関東のほうがいいですな」
こういう方から、こういう言葉を聞き出せることが至上のよろこびなのだ。
この仕事をしていてよかったと思える、ささやかな瞬間。
さて、昼メシである。
「お肉でいいですか?」と聞かれて、甲子園駅近くのノボテルというホテルの鉄板焼レストランへ。
「ヒレステーキとアワビのコースにしますか」
チラ見したメニューによると、ランチメニューとは思えぬくらい高い。
前菜のあと出たサラダは、サッと揚げのじゃこやパリパリの食感が心地よい
細切り塩昆布などが入ったなにげに芸の細かいもの。

サラリとしながらコックリとしたソースでソテーされたアワビは、固い柔らかいじゃなくて
弾むような歯応えが気持ちイイ。続けて出てきた三田牛ヒレのステーキは
無難にミディアムで頼んだのが後悔される肉質。レア、いや生でこそ食いたかった逸品。

デフォは、おろしの入ったポン酢で食うのだが、スペインやメキシコや沖縄や
世界各国の自然塩が5種類ばかり置いてあって、それで食ったほうがうまい。
ますます、ほとんど生レアで食いたかったニク成♪
2度に分けて鉄板から運ばれる肉のあい間に、野菜の炒めが供される。
箸休めといったところか。レアだの生だのと血走ってないで落ち着け、と。

2度目の肉が運ばれたとき、会長がフロア係に声をかける。
「わさびとお醤油もらえますかね」
ポン酢もよかった。塩で食うのもうまかった。
しかし、さすがである。三田牛のヒレがどーしたこーしたではなかった。
「意外と、わさびがよう合うんですよ」
こういう人の話が聞けたうえに、メシまでご一緒できたことが無上の喜び。

〆はタコの炊き込みご飯に赤だし。もちろん、ケーキとコーヒーも付く。

[鉄板焼・天麩羅 『蔵』]
住所/兵庫県西宮市甲子園高潮町3-30 ノボテル甲子園
営業時間/11:30~14:00(土・日・祝~14:30)、
17:30~22:00(LO21:00)
定休日/無休
昼メシをごちそうになる。とある業界の、関西では重きをなすこの御仁。
関東から来たわたくしめなどには、まったく上方なまりのない標準語を話される。
実は、品川で生まれ育ち、長じて大宮へ。浦和高校から東大を卒業。
縁あって、西宮の企業を継がれた。初めてお会いしたときから、関西のあきんど特有の
(それはその文化で好きなのだが)ヤニっこさがない人だな~と思っていた。
神戸の人だからかな? と思っていたのだが、経歴を聞くにおよんで納得した。
長唄・端唄に小唄から、江戸歌舞伎、上方の落語・漫才まで芸事に造詣の深いお方でもある。
「いまどきの経営者は、ゴルフかカラオケかキャバクラか。遊びも寂しいおすな」
新地あたりで芸妓を呼ぶと、右に出るものがないとも聞く。
「京・大坂・神戸。いまとなってはもう50年。人情も食べものも、過ごしやすいところです」
納得である。
「それでも、蕎麦と鰻。こればかりは、関東のほうがいいですな」
こういう方から、こういう言葉を聞き出せることが至上のよろこびなのだ。
この仕事をしていてよかったと思える、ささやかな瞬間。
さて、昼メシである。
「お肉でいいですか?」と聞かれて、甲子園駅近くのノボテルというホテルの鉄板焼レストランへ。
「ヒレステーキとアワビのコースにしますか」
チラ見したメニューによると、ランチメニューとは思えぬくらい高い。
前菜のあと出たサラダは、サッと揚げのじゃこやパリパリの食感が心地よい
細切り塩昆布などが入ったなにげに芸の細かいもの。

サラリとしながらコックリとしたソースでソテーされたアワビは、固い柔らかいじゃなくて
弾むような歯応えが気持ちイイ。続けて出てきた三田牛ヒレのステーキは
無難にミディアムで頼んだのが後悔される肉質。レア、いや生でこそ食いたかった逸品。

デフォは、おろしの入ったポン酢で食うのだが、スペインやメキシコや沖縄や
世界各国の自然塩が5種類ばかり置いてあって、それで食ったほうがうまい。
ますます、ほとんど生レアで食いたかったニク成♪
2度に分けて鉄板から運ばれる肉のあい間に、野菜の炒めが供される。
箸休めといったところか。レアだの生だのと血走ってないで落ち着け、と。

2度目の肉が運ばれたとき、会長がフロア係に声をかける。
「わさびとお醤油もらえますかね」
ポン酢もよかった。塩で食うのもうまかった。
しかし、さすがである。三田牛のヒレがどーしたこーしたではなかった。
「意外と、わさびがよう合うんですよ」
こういう人の話が聞けたうえに、メシまでご一緒できたことが無上の喜び。

〆はタコの炊き込みご飯に赤だし。もちろん、ケーキとコーヒーも付く。

[鉄板焼・天麩羅 『蔵』]
住所/兵庫県西宮市甲子園高潮町3-30 ノボテル甲子園
営業時間/11:30~14:00(土・日・祝~14:30)、
17:30~22:00(LO21:00)
定休日/無休
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