2008年08月18日

神谷酒場 [田端]おさらば編

 寄席のあとは、近くまできたついでと、この日が最終営業日の神谷酒場へ。そう何度も通ったわけじゃないけど、正真正銘の昭和レトロがなくなっちゃうのか、と思うと感慨深い。
 5時半すぎながら、入口際には臨時のテーブルも用意されて、ネコのこ一匹入り込むすき間もないくらいの盛況。わざわざ来たんだし、少し店前で時間をつぶしながら待つ。


 オーラス日だからって、特に変わりのない神谷酒場。空いて座った席は、運よく木製冷蔵庫のまん前。「この冷蔵庫はどーなるんだろ。道具屋もってったらいい値段なりよるんやないかなぁ」なんて不遜なことを考えながら焼酎ハイボールを飲る。氷なしなので、口当たりがマイルドでやさしい。スバッ! スバッ! スボボボッ!! な~んていう、自家製の炭酸製造機の鈍い音とも今日でおさらばなわけやね。


 長年、ひとの手ですり減った、角が丸くなったカウンターにひじをつきながら品書きの黒板をながめる。オーラス日だけあって、6時前だというのに品切れがいくつか出てきている。タコさんもどきのウインナをオーダーして焼酎ハイボールをもう一杯。


 ふだんはありえない大盛況なので、若干注文がもたついたり間違えたりと、ママも大変そうです。それでも、話しかけられたお客さんには、いつもどおりの受け答えをしているところはさすが。
 さて。品物のオーダーも通りにくそうだし(笑)、まだまだこれから足を運ぶ常連さんも多そうだし、この辺でお開きとしますか。おあいそをお願いして「ども、ゴチソウサマ。お元気で」「どうもありがとう、そちらこそお元気で」。
 では、またって危うくいいかけたけど、それっくらいしかあいさつのしようもないわな、のおさらば編。


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