2009年01月11日

酒蔵 ときわ [千住大橋]

あま~くっ、なかったようです。

こんばんわ、井戸田潤です。


冬はやっぱ鍋なわけです。イカを使った絶品ナベのうわさを聞き、隅田川を越えてまではるばるやってきたここ。
後で知った話しでは、千住大橋は都内唯一の水産物専門市場・足立市場がすぐそばにあるとか。ド大衆なこの店も、そんな地の利に根ざしてか毎日書き替えられているとおぼしき、短冊の品書きは魚介ものメーン。490円と立ち飲み級のビール大瓶でで喉をうるおしながら、貝になりたい気分だったので、「さざえ」を刺身(500円)で注文しながら、すぐに出てきそうなアテを物色する。


あやしいいネーミングに誘われて頼んだ「いかすみ」350円。速攻でドサッと盛られてきたビジュアルはあやしいが、実際はそうでもなく、さきいかをイカ墨で色づけしたもののよう。味や風味にそんなに変化があるわけじゃなく、まぁ、アイデアメニューのひとつって感じ。


さざえの刺身は、臭みもなく肝のほろ苦さも楽しめる新鮮なもの。身もコリコリと、大根や貝割れ、海草など付け合わせもどっさり。



ひとりカウンターで熱燗をヤるオトッツアンたちも、けっこうな確率で注文する鍋は、湯どうふ450円、たらちり750円、よせ鍋1200円なんてところでどれもボリューミー。では、イッちゃいましょうか、と冬季のみ出される名物の「イカ鍋」750円をオーダー。飲み物も、日本酒(剣菱)大520円・熱燗にチェンジっす。

まずはなんといっても、この値段でこのボリュームはさすが下町のド大衆。
刺身でもひけをとらない新鮮な真イカが一杯丸ごと。皮付きの半身を表に飾り、春菊、ねぎ、シメジにえのき、豆腐とともに残りの半身とゲソとイカワタを沈めてあるという、イカ好きにはたまらんゴージャスかつ美しいビジュアル。



店のスタッフに、火加減は中火をキープするよう指示される。そう、イカは煮すぎが禁物だ。具が沈み込み、上に盛ったイカが汁に浸りかけてきたら、もう食いごろとみた。切り身のエッジが丸くなってきたら、半ナマ程度からすばやく食う。野菜なんて、むろん後回しだ。

煮汁は醤油に砂糖やみりんをめっぽう使った、かなりの甘口。そこに、イカワタがほろ苦さとコクを加えて、濃厚かつ重厚な味わい。こいつで半ナマのイカを絡めて食うのはもちろん、鍋底で煮込まれたゲソをさらって食うのもまた楽し。熱燗との相性はむろん抜群だが、白メシのおかずにもきっとイケる。

イカを食い終わり、野菜とともにじっくり煮詰めた汁もこれまたうまい。具から出た味とイカワタが煮詰まって、煮汁自体が熱燗の最上のアテとなる。



〆は玉子と雑炊ってのが定番のようだが、この日はうどんをオーダー。
奥でサッと煮込んできてくれたうどんは、平打ちの乾麺もどしのようだが、グダグダっと柔らかに汁を吸わせてあり、これをつまみにお酒がもう一本イケちゃう感じの逸品。

未確認ながら、支払いからするとお通しと〆のうどんが各300円程度。鍋をメーンにつまみ少々、酒を3本で、ひとり2000円ほどで大満足できる店。


[酒蔵 ときわ]
住所/足立区千住河原町1-7
営業時間/17:30-23:00
定休日/日・祝

タグ :千住大橋

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