2005年07月01日

ぽっぺんに言寄せて

---7月1日(金)---
◇カステラはもう食っちまったが、先だっての長崎よりの土産の「ぽっぺん」。
◇実は、チョー個人的な思い込みは長崎は原爆でもなくちゃんぽん・皿うどんでもなく、中華街の龍の舞いでもなく、このビードロである。
◇薄くしたガラスに弾力があって、息を吹き込む如きで音が鳴るというのは、いまでも新鮮な驚きを感じさせられる。16世紀に世界中の海が沸くように貿易と航海に熱中した片鱗がこのガラス細工に宿っていまに至るような想いに囚われるのも個人的には楽しい。
◇買ってきたのは、「ステンドグラス」と「透明にラッパ型差し込み」の2つ。口に息を含んで細い筒より軽く吹き込む。“ポッペン!”と音が鳴ったら口をはなす。
◇ひとつは息も軽く“ぽっぺん!”と鳴るが、ひとつはビードロの底を膨らませるには少し力がいって、鳴る音も“ペッキン!”といった感じの硬い音。
◇物の本によれば、江戸期いっぱいまでは正月元旦に一年の厄除けに子供たちが吹き鳴らしたとか。“ポッペン、ポッペン”。なるほど、なにやら愉快だ。そして少しばかり福らしい気持ちにさせられるかも。
◇ポッペン、ポッペン、ポッペン。いくども吹き鳴らせば、『いや重け吉言』のごとき福ましますやら。ポッペン、ポッペン、ポッペン、ポッペン。ポッペン、ポッペン。

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