2005年10月27日

甲斐路[四谷三丁目] カイジ

肉はなけれど、素朴な甲斐の味が

■障子戸の入り口をカラリと開けば、店内は昔の甲州の民家を模した造りで郷愁を誘う空間となっています。
■山梨の田舎料理が揃うこの店では、「馬刺」1200円、「煮貝」4200円と甲州の名物料理が揃うほか「肉どうふ」などの居酒屋メニューも豊富です。どのメニューも、2~3人で取り分けられるボリュームなので数人で訪れるといいでしょう。
■看板料理の「ほうとう」1300円は、元来は米の乏しい山村の常食だったという煮込み麺料理。肉や天ぷらという“ぜいたく品”は、近年の観光用メニューになってからのものといいます。この店では、かぼちゃ、白菜、里芋、絹さや、ほうれん草のほかに油揚げなどたっぷりの野菜が入るヘルシーメニューで、あえて肉は使わないのがむしろこだわりだといいます。「昔ながらのおふくろの味に近いものを出したい」とは店主の坂本老翁。
■翁自ら納得いくまで地元山梨の製麺所を探し出したというずんぐりしたほうとうの麺は、ムチムチしながらも独特のコシがあり、赤と白のこうじ味噌を合わせた汁とよく絡みます。鉄則は生から麺を茹でることと鉄鍋を用いることだそうで、野菜のうまみと小麦のトロミが一体となり、体の芯からホカホカ暖まる至福です。ランチではごはん、小鉢、コーヒーなどがついたセットで1000円とお得に。残った汁にごはんを落として雑炊風にすると、うまみにあふれた汁を飯が吸って実においしい。

【店DATA】新宿区愛住町3 営業11:30~14:00、17:00~22:30(LO22:00) 土日祝休み

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