2005年12月16日

満願堂[浅草]

年期増しても 食べたいものは 土手のきんつばさつまいも

■江戸は明暦の頃から栄えた浅草吉原。その名物は多々あれど、花魁・太夫たちの心を捉えたのが「土手のきんつば」だったとか。さつまいもの素朴なうまさを損なわず、それでいて江戸の菓子ならではの“粋”さももつ芋きんには、贅をつくした吉原にあってもそこはかとなく感ずる故郷への思いとともに江戸の“粋”。年期明けを待つ花魁たちが「年期増しても・・・」と謳ったほどのものだったとか。「満願」の名に切なる願いを託した花魁たちの心の銘菓、というのがこの菓子の由来らしい。
■よく裏ごしされて練られたさつまいもを固めて表面を焼き上げられた芋きんはひとつでもずしりと重たく食べ応えは十分。あっさりとした甘みでくどくなく案外軽快な味わい。使われる材料は、少しの砂糖と塩だけだそうでほとんどがさつまいもの自然な甘みなのだとか。表面の焼き皮にもさつまいもが練り込まれているそうだから、これ、さつまいものうまいところをギュッと凝縮したような菓子なのだろう。
■店内では焼き立ての実演、販売をやっていることもあり、ホクホクの焼き立てを食うのがいちばんうまいとか。店頭で竹皮の包みを広げてパクつく人も多い。賞味期限は24時間内というのも品質というよりはきんつばが固くなるので早く召し上がれ、ということらしい。もっとも、少し固くなったきんつばをオーブン等で炙って食うのも、焼き芋チックで決して悪くはない。
■1個105円からの販売なので手軽なのもいいところ。6個入り630円、10個1050円の箱入りもあり。

【店DATA】台東区浅草1-21-5 営業10:00~20:00 無休

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この記事へのコメント
いいねえ、甘いものそんな好きじゃないけど、コレと舟和の例のやつだけは好物だな。帰郷時に持って帰っても、あまり喜ばれない東京銘菓。
Posted by ケン at 2005年12月16日 11:13
> ケン 殿
オレね、洋菓子は嫌いなんよ、特にリキュール漬けのフルーツとか混じってるヤツは吐き気を催す、果物は新鮮なうちにちゃっちゃと皮むいて食おうよ、て感じ、しかし、あんこ等和菓子は時々食いたくなる、うどんを食うほどでもない、酒を飲む気にもならない、とかなんか中途半端な迷いごとなんかあるときに、熱い渋茶と大福、最中、ようかん、なんてもんがあったりすると、お!コレコレ、と思ったりするよな気が

東京銘菓かたしかに決定打に欠けるな、もともと文化的な歴史が乏しいうえに、たかだか300年前くらいから国の中心になったもんだから、種類だけは豊富だし、「ひよこ」も初めて福岡にいくまで、東京銘菓かと思ってたしオレ(笑)
あえて、個人的な東京銘菓をもうせば、榮太楼飴かな、三角の飴、その色味、あの缶容器といい実にすばらしい、あとは、文銭最中かな
http://yamabusi.ti-da.net/e490632.html
Posted by やまぶし at 2005年12月17日 01:06
やまぶしさま

こんばんは。
このきんつば、、、昔もその昔、会社がとても近かったので
抜け出して買いに行ってました。
甘いもの苦手なんですけど、舟和のいもようかんと
このきんつばと神戸の高砂屋のきんつばだけは
平気なんです♪
Posted by Luna at 2005年12月18日 01:04
> Luna 様
甘いモノ苦手とはそれはそれは。
人生の楽しみの半分は甘いモノ...かどうかは知りませんが(笑)
僕は、季節に一回くらい深刻にあんこを欲するときがあります。
Posted by やまぶし at 2005年12月18日 13:47