2006年04月05日
クーブイリチー
ご存知のように沖縄県は昆布をよく食う
出典は忘れちゃったが、一人当たりの昆布消費量は全国一位だとか
ところが、昆布の消費量・消費“額”ということでは
わが故郷・富山が全国一位ということになるらしい
[参考]昆布の消費量の多い県とその理由
あああ富山の家庭は、昆布、ぶり、たら、いかの消費額が日本一
確かに、関西食文化圏の端にある富山ではダシとしての昆布の位置が低くはない上に
ニシン、サケ、タラコの類に至るまでの昆布巻きや
タイ、サス(カジキの類)、サヨリなどの白身魚から白エビなどの昆布〆などが
家庭の食卓に上がり、ダシ取りだけにとどまらず毎食まるまる一枚ごとに
昆布を実によく食う

沖縄で昆布が獲れないのは承知のことだが、むろん富山でも獲れない
では、なぜ昆布が富山を始め日本海沿岸の各地方の食生活に根付いたかといえば
これは、江戸期の北前船に代表される日本海航路の活況を外しては考えられない
出典は忘れちゃったが、一人当たりの昆布消費量は全国一位だとか
ところが、昆布の消費量・消費“額”ということでは
わが故郷・富山が全国一位ということになるらしい
[参考]昆布の消費量の多い県とその理由
あああ富山の家庭は、昆布、ぶり、たら、いかの消費額が日本一
確かに、関西食文化圏の端にある富山ではダシとしての昆布の位置が低くはない上に
ニシン、サケ、タラコの類に至るまでの昆布巻きや
タイ、サス(カジキの類)、サヨリなどの白身魚から白エビなどの昆布〆などが
家庭の食卓に上がり、ダシ取りだけにとどまらず毎食まるまる一枚ごとに
昆布を実によく食う

沖縄で昆布が獲れないのは承知のことだが、むろん富山でも獲れない
では、なぜ昆布が富山を始め日本海沿岸の各地方の食生活に根付いたかといえば
これは、江戸期の北前船に代表される日本海航路の活況を外しては考えられない
以前に、喜納昌吉氏に教えられたことだが
「富山の薬売りが薩摩に昆布を回し、それが倒幕資金なった」
ということ
富山と沖縄なんて歴史上たいした接点もないと思っていたので、試みに少し調べてみたら
薩摩藩が琉球経由で行っていた中国との密貿易の一端に富山売薬が関わっていたという事実
富山売薬に密田家というのがあって、これが富山売薬の中でも薩摩組と呼ばれる大手だったらしく
売薬のほかに北海道交易の廻船業や金融業(後に北陸銀行の創業家ともなる)も営み
薩摩が中国向けに扱っていた商品の中でも重要品目であった昆布を卸して
麝香などの薬種や砂糖(薩摩が琉球から搾取した)を決済に得ていたという
江戸中期まで破産寸前だった薩摩藩が
白陶磁の薩摩焼きに力を入れたり琉球や奄美を搾り上げて
砂糖の販売に乗り出したりして赤字財政を解消していったが
やはりイチバンの利益を上げたのが琉球経由の密貿易だったこと紛れもなく
これから上がる途方もない利益が
幕末になって最先端の洋式軍備や、京都での潤沢な宮廷対策費用になり
倒幕へと結実したらしい
と、まぁ、クーブイリチーを食い泡盛飲みながら
話しはエライ脱線をしてしまったのだが
なにが言いたいのかと言えば
もしゃもしゃ昆布を食わされた故郷の食生活はさておき
切り昆布を素軽く炒め煮にしたこの料理が結構ツボにはまったということ
角煮やテビチなど、豚料理に必ず昆布が付け合わされる沖縄料理も新鮮だった
と、まぁそれだけのことなのです
「富山の薬売りが薩摩に昆布を回し、それが倒幕資金なった」
ということ
富山と沖縄なんて歴史上たいした接点もないと思っていたので、試みに少し調べてみたら
薩摩藩が琉球経由で行っていた中国との密貿易の一端に富山売薬が関わっていたという事実
富山売薬に密田家というのがあって、これが富山売薬の中でも薩摩組と呼ばれる大手だったらしく
売薬のほかに北海道交易の廻船業や金融業(後に北陸銀行の創業家ともなる)も営み
薩摩が中国向けに扱っていた商品の中でも重要品目であった昆布を卸して
麝香などの薬種や砂糖(薩摩が琉球から搾取した)を決済に得ていたという
江戸中期まで破産寸前だった薩摩藩が
白陶磁の薩摩焼きに力を入れたり琉球や奄美を搾り上げて
砂糖の販売に乗り出したりして赤字財政を解消していったが
やはりイチバンの利益を上げたのが琉球経由の密貿易だったこと紛れもなく
これから上がる途方もない利益が
幕末になって最先端の洋式軍備や、京都での潤沢な宮廷対策費用になり
倒幕へと結実したらしい
と、まぁ、クーブイリチーを食い泡盛飲みながら
話しはエライ脱線をしてしまったのだが
なにが言いたいのかと言えば
もしゃもしゃ昆布を食わされた故郷の食生活はさておき
切り昆布を素軽く炒め煮にしたこの料理が結構ツボにはまったということ
角煮やテビチなど、豚料理に必ず昆布が付け合わされる沖縄料理も新鮮だった
と、まぁそれだけのことなのです
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この記事へのコメント
呉羽山の麓に富田の昆布屋さんが土地を買い占めていたか?富田町という大きな住宅地がありますよ!
Posted by やまんば at 2006年04月05日 09:25
刺身の昆布〆、鰊昆布巻き、昆布蒲鉾のほか、とろろ昆布おにぎり、贈答用に菓子昆布もありますね~
Posted by やまんば at 2006年04月05日 09:28
おぉ美味そうだね、ところでテビチーはその後どうなったの?
美味かった?
美味かった?
Posted by 勝蔵 at 2006年04月05日 10:22
> やまんば様
ああ、とろろ昆布のおにぎりなんて、他所ではあんまないですね
佃煮という塩モノ以外で昆布をよく食うのは、北陸一円と沖縄だけかも知れないですね
> 勝蔵 殿
出来上がりの写真撮りそびれて食っちまった、テビチ
脂抜きが不完全だったか、少しクドかったな
付け合せの昆布と大根はゼラチンにまみれて旨かったよ
ただし、やっぱ苦手だわ豚足(笑)
自分で作って食えばうまいかと思ったんだが
実は、ヌラネト系のゼラチン食品もともと不得意なの
今度からは、モツ煮かラフテーにするわ(笑)
ああ、とろろ昆布のおにぎりなんて、他所ではあんまないですね
佃煮という塩モノ以外で昆布をよく食うのは、北陸一円と沖縄だけかも知れないですね
> 勝蔵 殿
出来上がりの写真撮りそびれて食っちまった、テビチ
脂抜きが不完全だったか、少しクドかったな
付け合せの昆布と大根はゼラチンにまみれて旨かったよ
ただし、やっぱ苦手だわ豚足(笑)
自分で作って食えばうまいかと思ったんだが
実は、ヌラネト系のゼラチン食品もともと不得意なの
今度からは、モツ煮かラフテーにするわ(笑)
Posted by やまぶし at 2006年04月05日 18:49
お勉強になりました~
クーブイリチーたべるとき きっと薩摩藩思い出すでしょう~
沖縄の昆布消費量少なくなったって最近言ってたけど
みんな地味な昆布料理食べなくなったのかなぁ~
おいしいのになぁ~
クーブイリチーたべるとき きっと薩摩藩思い出すでしょう~
沖縄の昆布消費量少なくなったって最近言ってたけど
みんな地味な昆布料理食べなくなったのかなぁ~
おいしいのになぁ~
Posted by しーぽん at 2006年04月05日 18:51
> しーぽん 様
“沖縄の昆布消費量少なくなったって…”
やっぱそうなんですか
オキナワクライシスってやつですね(笑)
長寿県というのも今は昔
外食率ダントツのナンバー1ですからね
沖縄県は
“沖縄の昆布消費量少なくなったって…”
やっぱそうなんですか
オキナワクライシスってやつですね(笑)
長寿県というのも今は昔
外食率ダントツのナンバー1ですからね
沖縄県は
Posted by やまぶし at 2006年04月05日 18:55
クーブイリチー、家でよく作ります♪
記念すべき初沖縄料理、コレで沖食にハマったのだった~
昆布と豚肉が必ず取り合わされた沖縄の「おでん」
もツボにはまりますね。
記念すべき初沖縄料理、コレで沖食にハマったのだった~
昆布と豚肉が必ず取り合わされた沖縄の「おでん」
もツボにはまりますね。
Posted by eribow at 2006年04月06日 19:40
おいおい、トロロ昆布おにぎりは茨城県石岡市では普通に食うぞ、
なんか歴史的な繋がりがあったりしてな。
なんか歴史的な繋がりがあったりしてな。
Posted by 勝蔵 at 2006年04月07日 02:52
> eribow様
福岡の屋台のおでんも豚骨でダシとりますよね
練り物ばかりで味気ないおでんも
豚や鶏をよ~く下茹でしてプラスすると
コク出て結構新味だったりしますよね♪
> 勝蔵 殿
んじゃ、花見登山宴会は
副菜にコンブを食いまくる…
というコンセプトにするかい
福岡の屋台のおでんも豚骨でダシとりますよね
練り物ばかりで味気ないおでんも
豚や鶏をよ~く下茹でしてプラスすると
コク出て結構新味だったりしますよね♪
> 勝蔵 殿
んじゃ、花見登山宴会は
副菜にコンブを食いまくる…
というコンセプトにするかい
Posted by やまぶし at 2006年04月07日 04:17




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