2006年05月13日

お能など見せていただいたりして

5月10日(水)のこと
沖縄民謡くらいしか語るものがないのですが
日頃より伝統芸能にひとかたならぬ関心を寄せるワタクシメ
『何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え (閑吟集)』
が座右の銘...なのはどうでもいいか
お金かけずに着物遊びのeribowさんからお誘いを得て
生まれて初めて国立能楽堂へ

思ったよりも小振りで瀟洒な造りなんですね、能楽堂って
寄棟屋根を複数組み合わせた軽快な外観で
柿葺風に日本的なものを表現しつつも金属屋根であるところなど
造りは完全に近代建築
ちょっと調べてみたら、竣工は1983年
設計は法政大学などの大江宏、な~るほど

センターホールは寄木の造作で和調ながら自然光を多く取り入るところなど
現代に違和感のないホール建築

中庭は楓の緑もつやつやしく、建築年代からもまだ老い寂びてなく軽やかです

さて、この日の演目は、狂言・薩摩守、能・吉野静
薩摩守は、無一文の旅の僧が洒落好きの船頭に乗じて渡しの船をタダ乗りするという話
狂言は、室町言葉を基調にしつつも俗語・口語が基本なので
落ち着いて聞いていれば十分内容は理解できるもので
スジも笑いを狙いにしているので普通に楽しめます
和泉流によるもので、シテ(僧)は石田幸雄、アド(船頭)は野村万作
現在、多方面で活躍する野村萬斎のオヤジさんですな
能の吉野静は、吉野に落ちのびた静御前と佐藤忠信が
主人・義経を逃がすために吉野の宗徒を欺くというもの
基本、静の舞が中心の女性的で艶なる舞曲な能楽
地謡以外のところ、所々ウトウトしてしまいました(笑)
ま、これを機に教育基本法で“愛国心”などと叫ばれている昨今
「日本とは何か」「わたしの国とは何か」を考えてみたい...なんてな♪

お能のあとは、感想などつまみに
能楽堂近くのそば屋で軽く一杯
居酒屋ネタ豊富なそば屋です
お能の余韻よろしく味噌田楽に実にボリーミィーな肉豆腐などなど
生ビール2つに焼酎1ついただいて17時前に清くお開き♪
伝統文化に触れ、今度は個人的には寄席にチャレンジだな、なんて薄ぼんやり

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平日の昼下がり、着物でお能プチオフ実現しました!千駄ヶ谷の国立能楽堂で、演目は優美な女舞が見どころの『吉野静』。10年ぶりじゃないかな~?堪能しました♪ ご一緒したのは、酒&...
着物でお能【eribow & mizuhoの お金かけずに着物遊び】at 2006年05月15日 12:58
この記事へのコメント
主催者(首謀者?)eribowです。
ブログアップ、お待ちしていました♪TBもありがとうございます。
和服美女(?)2人とのめくるめく午後はいかがでしたか?(笑)
演能中は、目くるめいていましたよね(爆)

建築はお好きですか?能楽堂、いいでしょう?
都内のどの能楽堂も(たいして数ないので全部行くのも簡単)、
どれもこじんまりして、デザインは古式床しく、
建築そのものはハイテックで新しく、
自然美と人工美が融合して素晴らしいものです
雰囲気を味わいに行くだけでも価値がありますね~

味噌田楽の写真、私が載せたのと同じですね
よく見ると向きが逆で、お向かいに座っていたことが分かります(爆)

とても楽しい一時をありがとうございました!
Posted by eribow at 2006年05月15日 13:18
> eribow 様
実は建築・インテリア好きでして
ときどきアーキテクトな散歩などしてみたいなぁ
と思いつつラーメンばっかり食ってるダメな俺
能楽堂はコンクリと金属という素材ながら
適度な軽快感があって充分数寄を感じさせるものでした
Posted by やまぶし at 2006年05月16日 19:51